特定健診


特定健康診査(=特定健診)は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して、生活習慣病のリスクの有無を検査し、生活の質の低下や医療費の増大を防ぐことを目的とした健診です。

メタボリックシンドロームを放置すると、生活習慣病(※)や脳梗塞、心筋梗塞等を発症する可能性があります。
本人の自覚症状があまりないうちに進行してしまうため、健康診査によるメタボリックシンドロームの兆候を早期に発見することが重要です。
※以前は「成人病」とも呼ばれていたもので、日本人の三大死因であるがん、脳血管疾患、心疾患、さらにその危険因子となる動脈硬化症、糖
  尿病、高血圧症、脂質異常症などが生活習慣病と言われています。
  現代では、生活習慣病によって亡くなる方の割合が死因の6割を占めています。

対象年齢 40歳以上75歳未満の特定健診の受診対象となる被保険者および被扶養者
受診案内 被保険者
定期健康診断のなかで特定健診を受診し、健診結果データを健康保険組合に提供していただくよう、事業主に依頼する。

任意継続被保険者・被扶養者
健康保険組合は、受診対象者に受診券を自宅に送付する。
その際、がん検診の補助事業について案内する。
受診対象者は、健康保険組合連合会が契約した健診実施機関に予約したうえで、受診券と保険証を提示して受診する。
費用は健康保険組合が全額負担する。
健康保険組合は、特定健診を受診した者に対して情報提供を行う。
その際、個人の生活習慣やその改善に関する情報を計画的に提供する。
実施内容 質問票の記入・問診
身体計測 (身長・体重・腹囲・BMI 等)
血圧測定
理学的検査
尿検査 (尿糖・尿蛋白 等)
血液検査 (中性脂肪・HDL、LDLコレステロール・空腹時血糖・GOT・GPT・γ-GTP 等)
心電図




特定保健指導は、特定健診の結果から生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフが生活習慣を見直すサポートのことです。

実施機関 通年実施
受診案内 特定健診の結果により特定保健指導対象者を選定し、健康保険組合の計画により実施する。
健康保険組合連合会兵庫連合会が主催する共同事業として実施する。
指導内容は動機づけ支援または積極的支援とし、事業主のご理解とご協力をいただき事業の推進を図る。
費用は健康保険組合が全額負担する。